これが決定版!クレマチス ピクシー 剪定で理想の花姿へ導く完全ガイド

これが決定版!クレマチス ピクシー 剪定で理想の花姿へ導く完全ガイド

| 5/23/2025, 1:39:22 PM

クレマチス ピクシーの剪定、これで完璧!常緑早咲き種の正しい時期と方法を解説。花をたくさん咲かせるコツも。

Table of Contents

冬から早春にかけて、可愛らしいベル型の花をたくさん咲かせるクレマチス ピクシー。

クレマチス ピクシー 剪定、他の品種と何が違う?

クレマチス ピクシー 剪定、他の品種と何が違う?

クレマチス ピクシー 剪定、他の品種と何が違う?

ピクシーは「常緑・早咲き」組なんです

クレマチスって、本当に種類が多いですよね。

花の色も形も咲く時期も色々。

その中でも、クレマチス ピクシーはちょっと特別なグループに属しているんです。

何が特別かって?

一つは「常緑」であること。

冬になっても葉っぱが枯れて落ちない。

これは結構珍しいタイプです。

そしてもう一つが「早咲き」であること。

多くのクレマチスが春から初夏にかけて咲くのに対して、ピクシーはなんと冬の終わりから春にかけて、まだ寒さが残る時期に花を咲かせ始めるんです。

この「常緑」で「早咲き」という性質が、剪定方法を考える上でめちゃくちゃ重要になってくるんですよ。

クレマチスの主なタイプ分け(剪定基準)

  • 新枝咲き(インテグリフォリア系など):春に新しく伸びた枝に花が咲く。冬に地際でバッサリ切っても大丈夫。
  • 旧枝咲き(パテンス系、フロリダ系など):前年に伸びた枝に花芽がつく。基本的には弱剪定。
  • 新旧両枝咲き(フロリダ系の一部、ヴィチセラ系など):新枝にも旧枝にも花がつく。剪定の仕方で調整可能。
  • 常緑・早咲き(アーマンディー系、シルホサ系など):冬から春に前年の枝に咲く。花後に弱剪定。

だから「弱剪定」が基本中の基本

ピクシーが「常緑・早咲き」、つまり前年の枝に花芽をつけるタイプだと分かりましたね。

これが、他の多くのクレマチスと剪定が違う最大の理由です。

例えば、夏から秋に咲く「新枝咲き」のタイプなら、冬に地上部をバッサリ切る「強剪定」が一般的。

これ、初心者には一番分かりやすくて楽な剪定方法かもしれません。

「あー、全部切っちゃっていいんだ!」って。

でも、ピクシーに同じことをしたらどうなるか?

花芽がついている枝を全部捨ててしまうことになるので、次の春は花がほとんど咲かない、なんて悲しい結果になります。

だから、ピクシーの剪定は「弱剪定」が基本。

これは、枯れた枝や込み合った枝を整理する程度で、花芽のついた大切な枝は残す剪定方法です。

ここを間違えると、ピクシーの魅力であるたくさんの花に出会えなくなっちゃうんです。

他のクレマチスみたいにバッサリはダメ?

そうなんです、ダメなんです。

例えば、よく見かける大輪のパテンス系やフロリダ系の一部も旧枝咲きですが、これらは花後に剪定する際に、ある程度切り戻すこともあります。

でもピクシーは、花が終わった後もすぐに次の成長サイクルに入るので、強い剪定は株に負担をかけやすい。

それに、常緑であるため、冬の間も葉っぱで光合成をしてエネルギーを蓄えています。

その大切な葉っぱや枝をむやみに切ってしまうのは、株の体力を奪うことにつながります。

私の友人が、他のクレマチスと同じ感覚でピクシーを冬に強剪定してしまって、「あれ?うちのピクシー、今年は花がまばらだねぇ…」と首を傾げていたことがありました。

原因はまさに剪定ミス。

ピクシーの剪定は、「どこを切るか」よりも「どこを切らないか」が大事。

他のクレマチスとは一線を画す、この「弱剪定」という考え方を頭に入れておくことが、ピクシーと長く付き合う秘訣なんですね。

ズバリ!クレマチス ピクシー 剪定のベストな時期は?

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花が終わったら、すぐ!が鉄則

さて、一番気になる「いつ切るの?」問題。

クレマチス ピクシー 剪定の黄金期は、ズバリ「花が咲き終わった直後」です。

ピクシーの花は、冬の終わりから春にかけて咲きますよね。

その可愛らしいベル型の花がポロポロと落ち始めたら、「さあ、やるぞ!」の合図。

なぜこの時期かというと、ピクシーは花が終わるとすぐに次の成長サイクルに入り、来年咲くための花芽をつけ始めるからです。

ここでサッと剪定してあげることで、株は新しい枝を伸ばすことにエネルギーを集中できます。

モタモタしていると、新しい花芽ができる時期に古い枝を切ることになってしまい、花つきが悪くなる原因になるんです。

「ちょっと早いかな?」と思うくらいが、実はちょうどいい。

花がら摘みの延長くらいの感覚で、手際よく済ませるのが成功の秘訣です。

夏以降の剪定は「ほぼしない」理由

花後の剪定が終わったら、基本的にその年の大きな剪定はもうありません。

夏や秋に「ちょっと伸びすぎたから…」なんて安易にハサミを入れるのは、ピクシーにとってはご法度。

だって、その夏から秋にかけて伸びた枝に、来年の花芽がスタンバイしているんですから。

ここで切ってしまうのは、未来の花を摘んでしまうようなもの。

「でも、どうしても邪魔な枝があって…」という場合でも、枯れた枝や病気の枝を取り除く最低限の作業にとどめてください。

形を整えたい気持ちは分かりますが、夏以降の強剪定は来年の花を諦めることになる、と肝に銘じておきましょう。

私の近所の方で、夏に「伸びすぎたから」とバッサリ切った方がいましたが、翌春、ほとんど花が咲かなくてがっかりしていました。

時期を間違えると、一年間の努力が水の泡。

クレマチス ピクシー 剪定は、時期が命なんです。

ピクシー剪定、時期のポイント

  • ベストな時期:花後すぐ(春、花が終わり始めたら)
  • 夏以降:基本は剪定しない
  • 冬:枯れ枝や傷んだ枝の整理のみ

失敗しない!クレマチス ピクシー 剪定の具体的なやり方

失敗しない!クレマチス ピクシー 剪定の具体的なやり方

失敗しない!クレマチス ピクシー 剪定の具体的なやり方

どこをどう切る?「弱剪定」の基本ルール

さて、いよいよ実践編、失敗しない!クレマチス ピクシー 剪定の具体的なやり方です。

基本は「弱剪定」、これはもう耳タコでしょう。

じゃあ、具体的にどこにハサミを入れるのか?

まず、花が咲き終わった枝、つまり花がらを処理します。

花首のすぐ下、葉っぱの付け根あたりでパチン。

これを一つ一つ丁寧にやっていくだけでも、見た目がスッキリしますし、無駄な体力を使わせずに済みます。

次に、枯れてしまった枝、病気にかかって変色したり弱っている枝を見つけたら、これも元から切ります。

これはもう迷わず。

だって、そんな枝を残しておいても良いことなんて一つもないですから。

風通しが悪くなる原因にもなりますし、他の健康な部分に悪影響を与える可能性だってあります。

古い枝や細すぎる枝で、明らかに生育が悪そうなものも、このタイミングで整理してしまいましょう。

要は、株全体の風通しを良くして、健康な枝に光と栄養がしっかり行き渡るようにするのが目的です。

バッサリ切るのではなく、あくまで「不要なものを取り除く」という意識で臨むのがコツですよ。

来年の花芽を間違って切らないために

クレマチス ピクシー 剪定で一番恐れるべきは、来年の花芽がついた枝を切ってしまうこと。

これが弱剪定たるゆえんです。

花が終わった後の枝、よく見てみてください。

葉っぱの付け根あたりに、ぷっくりとした小さな芽があるはずです。

これが来年の花芽になる可能性が高い部分。

だから、花がらを切る時も、その芽を傷つけないように、芽のすぐ上で切るのがポイントです。

込み入っていて風通しが悪い部分は、いくつかの枝を選んで、株の内側に向かって伸びている枝や、他の枝と絡まっている枝などを根元近くから切って整理します。

ここでも大切なのは、健康で太く、外側に向かって伸びている枝は極力残すこと。

「もったいない」と思うかもしれませんが、切るべき枝を見極める力が、ピクシーを上手に育てる鍵になります。

最初はどこを切っていいか分からず、ハサミを持つ手が震えるかもしれませんが、大丈夫。

枯れ枝、病気枝、極端に細い枝、そして混み合った部分の不要枝。

これらを優先的に処理する、と覚えておけば、大きく失敗することはありません。

ちなみに、我が家のピクシーも、最初のうちは恐る恐る剪定していましたが、慣れてくると「あ、この枝はいらないな」というのが感覚で分かるようになってきますよ。

切るべき枝、残すべき枝(弱剪定)

  • 切るべき枝:花がら、枯れ枝、病気の枝、極端に細い枝、株の内側に向かう枝、他の枝と絡まる枝
  • 残すべき枝:健康で太い枝、外側に向かって伸びている枝、葉っぱの付け根にぷっくりした芽がある枝

クレマチス ピクシーをもっと咲かせる剪定以外のコツ

クレマチス ピクシーをもっと咲かせる剪定以外のコツ

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剪定だけじゃない!花を増やすための裏技?

クレマチス ピクシー 剪定はもちろん大事なんだけど、ピクシーをモリモリ咲かせるには、他にもいくつかポイントがあるんだ。

まず、日当たりは結構重要。

一日中ガンガン当たる必要はないけど、午前中の光はしっかり当ててあげたいところ。

日陰すぎると花つきが悪くなるし、葉っぱばかり茂っちゃうなんてことも。

水やりは、特に成長期と開花期は乾燥させないように気を配って。

でも、根っこが蒸れるのは嫌いだから、鉢植えなら鉢底から水が出るくらいたっぷりあげて、受け皿に水は溜めないのが鉄則。

地植えなら植え付け後しっかり根付いたら、真夏以外はそこまで神経質にならなくても大丈夫なことが多いかな。

肥料は、花が終わって剪定した後に、お礼肥えとして緩効性の化成肥料を少しあげるといい感じ。

あとは秋にもう一度軽く追肥すると、冬から春にかけての花つきが良くなる傾向があるよ。

クレマチス ピクシー 剪定の疑問Q&A

クレマチス ピクシー 剪定の疑問Q&A

クレマチス ピクシー 剪定の疑問Q&A

Q1.花が咲き終わったのがよく分からないんだけど…?

クレマチス ピクシーの剪定は「花後すぐ」が肝心って言われても、その「花後」のタイミングが掴みにくいこと、ありますよね。

特に初めてだと、いつが終わりどきなのか迷う気持ち、すごく分かります。

花が咲き終わりのサインは、あの可愛いベル型の花が、だんだんしぼんできて、ポロポロと自然に落ち始めることです。

全ての枝の花が一斉に終わるわけじゃないので、株全体を見ながら、七割くらいの花が終わったかな、と感じたら剪定を始める目安にするといいでしょう。

まだ少し咲いている花があっても大丈夫。

少し遅れても致命的な失敗にはなりませんが、早めに剪定することで株の体力を温存し、次の成長に繋げられます。

「ちょっと早いかも?」くらいでハサミを持つ勇気が、実は良い結果を生むことが多いんです。

花終わりのサインチェックリスト

  • 花びらがしぼんできた
  • 色が褪せてきた
  • 軽く触ると花が落ちる
  • 株全体の7割以上の花が終わっている

Q2.間違って強く切っちゃった!どうすればいい?

ああ、それはショックでしたね。

他のクレマチスと同じ感覚で、ついバッサリやってしまった、という話は意外とよく聞きます。

でも、すぐに絶望する必要はありません。

植物の生命力って、私たちが思うよりずっと強いものです。

確かに、その年に咲くはずだった花芽をたくさん切ってしまった可能性は高いので、次の春の花は期待できないかもしれません。

でも、株自体が枯れてしまうわけではないんです。

まずは、残った枝や株元をよく観察してみてください。

枯れてしまった部分は仕方ありませんが、生きている部分があれば、そこからまた新しい芽が出てくる可能性があります。

大切なのは、ここからどうケアするか。

過剰な水やりや肥料は避け、株が自力で回復するのを優しく見守ってあげましょう。

そして、次に剪定する時こそ、今回の経験を活かして、弱剪定を心がけてください。

Q3.伸びすぎて困るんだけど、どこまで切っていい?

クレマチス ピクシーは生育旺盛なので、あっという間にツルが伸びて、収拾がつかなくなることがありますよね。

特に狭い場所だと、どこまで切っていいか迷う気持ち、よく分かります。

基本は花後の弱剪定で形を整えるのがベストですが、それでも収まらない場合は、少し工夫が必要です。

まずは剪定ではなく、「誘引」で対応できないかを考えてみましょう。

伸びたツルをフェンスやオベリスクに巻き付けたり、横に這わせたりすることで、空間を有効に使えますし、花つきも良くなることがあります。

どうしても邪魔で切りたい枝がある場合は、枯れ枝や病気枝、明らかに混み合っている部分の枝を選んで、付け根から切ります。

健康な太い枝を、むやみに短く切るのは避けてください。

「この枝を切ると、来年この辺りに咲くはずだった花がなくなるな」と想像しながらハサミを入れると、切りすぎを防げるはずです。

最小限に留める、これがピクシーの剪定で一番大切なルールです。

「剪定は引き算。特にピクシーは、引くべきものだけを正確に見極めることが重要だ。」

クレマチス ピクシー 剪定、これで迷わない

クレマチス ピクシーの剪定は、その独特な性質を理解すれば決して難しくありません。

適切な時期に、適切な方法で切る。

これだけで、株は健康を保ち、翌年もまた可愛らしい花をたくさん咲かせてくれます。

この記事が、あなたのピクシー栽培の一助となれば幸いです。